新刊発売の広告を目にしたとき、「とうとう・・」と、嬉しいような怖いような胸騒ぎをおぼえました。書簡の文字を追うだけで、千萬子と谷崎、さらに松子夫人、叔母重子らとの関わりが「あぶりだし」のように浮かんでくる面白さ。晩年の谷崎像がこれまであまり明らかにされなかった謎も、これを読んで解けました。それにしても、老いてなお燃えさかりやまなかった谷崎の、「女なるもの」への崇拝にはただ驚愕するばかり。とくに(最後に考えていた構想)のくだりは圧巻です。これでまた谷崎に惚れ直すファンも多いことでしょう。書簡の公開を決心してくださった渡辺千萬子さんには感謝の言葉もみつかりません。
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